はじめに
八幡平市地域おこし協力隊で、猟友会の赤川です。
11月15日から、岩手県内で令和7年度の狩猟期間が始まります。
※ツキノワグマは11月1日から2月末まで
この期間中は、主に市内各地の山林で、銃やわなを用いた狩猟が行われます。
狩猟に関して、銃器の誤射事故や登山者・林業従事者との接触事故など、毎年全国的に注意が呼びかけられています。
9/30には、市内の狩猟者に向けて、狩猟の注意点などについての説明会も行われました。
安全な狩猟の実施と、地域住民や他の利用者への配慮を徹底することが、狩猟者一人ひとりに求められています。ここでは、先に行われた説明会の内容を振り返るとともに、狩猟期にあたっての基本的な情報と、安全・マナー面で特に注意すべき点を整理します。
狩猟期の山林について
岩手県の狩猟期は、例年 11月15日から翌年2月15日まで(一部地域・動物を除く)と定められています。
※ツキノワグマは11月1日から2月末まで
対象となる主な鳥獣は、ニホンジカ、イノシシ、カモ類、キジバトなどです。狩猟免許を取得し、許可を得た狩猟者のみが捕獲できます。
猟期の山林は、狩猟者が入山している可能性が高いです。
狩猟者はオレンジ色の狩猟用ベストを着用しているので、すぐに分かると思います。猟銃を持参しており、近くに鳥獣がいる可能性があるので、不用意に近づかないようにしてください。

狩猟者の方へ
猟銃について
「発砲直前まで弾の装填はしない」「確実に獲物を判別してから発砲する」「発砲の際は、もう一度矢先を確認する」
等の基本的なルールやマナーを守り、狩猟を行うことにようにしてください。
また、毎年、山林の中に空薬莢や、鳥獣の残滓などが放置されていることが目撃されています。
基本的に狩猟後は、現場に何も残さないようにしてください。
その他、捕獲禁止地区の確認、猟銃が使用できない地区の確認など、法令をしっかりと守るようにしましょう。
国有林での狩猟について
国有林での狩猟には、入林届の提出が必要です。
下記のリンクから、東北森林管理局の入林届に関するページに遷移しますので、しっかりと確認して入林届を作成、提出するようにしてください
https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/apply/publicsale/kuji/nyurintodoke.html

これから狩猟をしたい方へ
今年度中の最後の狩猟免許の試験が令和7年12月7日に行われます。
申し込みの期日は令和7年11月5日までです。あまり時間が無いため、もし受験を考えている場合はお急ぎください。
詳しい手続きについては、下記のリンクを確認してください。
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/shizen/yasei/shuryou/1073864.html
また、八幡平市では狩猟免許取得に関し、補助金がでます。
こちらもぜひご活用ください
まとめ
狩猟期は人と自然が最も近づく時期です。
安全管理、マナー、そして環境への配慮を徹底し、一人ひとりが「模範となる狩猟者」として行動するようにしてください。
今シーズンも、事故のない安全な狩猟を心がけましょう。
最新記事は、八幡平市地域おこし協力隊のfacebookから確認できます!
ぜひフォローしてください!
>八幡平市地域おこし協力隊
・画像出典:Freepik(https://www.freepik.com/)