市内でツキノワグマによる事故が増えています。

八幡平市地域おこし協力隊で、猟友会の赤川です。

9月に入り、全国的にツキノワグマの出没がさらに増加しており、農作物への被害や住宅地への侵入といった問題が毎月各地で報告されています。
八幡平市でも例外ではなく、9月には市内で本年度4件目の人身事故が発生しました。
本記事では、八幡平市内で起きた事故の概要、相次いでいる親子グマの目撃状況、そして今後の対策について整理し、住民の皆様に改めて注意を呼びかけます。

八幡平市内で発生した人身事故

9/18に発生した事故の詳細について(岩手日報の記事)

https://www.iwate-np.co.jp/article/2025/9/18/186729

リンクのニュースのように、男性は単独で入山した結果、人身事故が発生しました。
単独での入山は、非常に危険な行為です。絶対に避けるようにしてください。

また、9/19には八幡平市内の国道282号で、走行している車両とツキノワグマの接触事故が発生しました。
9月も8月同様に、クマの目撃は多発しています。入山するときや、山の近くを通るときなどは十分に注意をしてください

親子グマの目撃が増えている

9月に入り、八幡平市内での親子のクマの目撃情報が増加しています。

8月9月(9/22時点)
7件32件
R7親子のツキノワグマの目撃報告数

一般的に親子のツキノワグマは、子グマを守るために親グマが凶暴になることが多く、人間に被害を与える可能性が高いです。
また子グマだけでいる場合も、近くに親グマがいる可能性が高く、同様に危険です。
親子のクマを見かけたら、速やかにその場から離れるようにしてください。

ツキノワグマの対策

昨今、ツキノワグマによる被害が増えていることもあり、改めてツキノワグマの対策を記載します。
Bearsの登録も含めて、しっかりと情報確認を行い、対策するようにしましょう。

おわりに

八幡平市内では、ツキノワグマによる人身事故が増えてきています。
特に親子グマの増加は危険度をさらに高めており、今後も十分な警戒が必要です。

きのこ狩りや農作物の収穫で、山や里付近での活動が盛んなこの季節、改めて基本的なツキノワグマ対策を復習し、私たち一人ひとりが注意を払い、安全に留意するようにしましょう。

Photo by freepik

関連記事
【2025年8月】ツキノワグマの目撃情報の報告
栗の木周辺で、ツキノワグマの目撃が増加しています
イノシシ被害を防ぐために知っておきたい防除対策
たぬき被害を防ぐ!生態を知ってできる家庭・農地の防除対策ガイド