はじめに
八幡平市地域おこし協力隊で、猟友会の赤川です。
9月20日、松尾総合運動公園にて「産業まつり」が開催されました。地元や県内各地から多くの出店者が集まり、食品販売や製品展示、ステージでのイベントなどが催されました。
当日は、あいにくの雨でしたが、多くの方が来場しました。
そうした中で、今回、ツキノワグマの注意喚起や有害鳥獣の利活用について知ってもらうべく、「岩手大学ツキノワグマ研究会」と「岩泉町のジビエ焼きそば」を提供しているmeetmeさんに依頼し、当日出店をしていただきました。
今回の記事で、そのときの様子をリポートします。
岩手大学ツキノワグマ研究会
近年、岩手県内や八幡平市内ではツキノワグマの出没や農被害、人身事故が増えており、市民の関心は非常に高まっています。そういった状況を踏まえ、当日は150人を超える方にブースにお越しいただきました。



研究会の学生たちは、パネル展示や資料配布を通じて、ツキノワグマの生態や行動特性、そして出没時に注意すべき行動について解説しました。市民の方も、普段からツキノワグマを目撃していたり、ニュース等で興味をもっていたりと、学生たちと積極的にコミュニケーションを取っている様子が見られました。
岩泉町のジビエ焼きそば
meetmeさんにはシカ肉を活用した「ジビエ焼きそば」を提供してもらいました。通常シカ肉は、固くなりやすく、独特な風味があり、調理が難しい食材として知られています。この料理では、シカ肉を一部ミンチにしており、とても食べやすく、味に関してもおおむね好評だったようです。

焼きそばのような身近な料理を通して、有害鳥獣として捕殺される動物の利活用について、市民の方に興味を持ってもらうことができたので、とても良かったです。
まとめ
当日はあいにくの雨天でしたが、多くの市民の方に足を運んでいただきました。
実際に会場にきて、ツキノワグマ研究会のブースにお越しいただいた方や、焼きそばを購入してくれた方には、大変感謝しています。本当にありがとうございました。
今後もこういったお祭りや、昨年市役所ホールで行ったクマ展などのイベントを通して、有害鳥獣についての注意喚起や、生態についての学習する機会を増やしていく予定です。
お時間が合う方は、今後もぜひご参加ください。